それぞれの髪の毛に寿命がある以上、抜け毛が1日に100本程度あったとしても、正常なのです。
しかし、1日に200本以上も抜けてしまうことで、再生が追いつかなくなってしまう人や成長を休止しているはずの毛根が、なぜか永眠期になってしまいそうな人には問題があるといえます。
毛周期は生涯にわたってきちんと守られます。
5〜6年伸びて、抜けたあと3ヶ月間程休眠してエネルギーを蓄え、また新たな芽をさします。
髪の毛の伸び方には個人差、男女差があり、男性でが1日に平均0.35ミリ、女性では0.21ミリ伸びるといわれています。
つまり健康な人で、1ヶ月に平均約1センチずつ伸びていくわけです。
成長期は2〜5年、平均して1,000日続き、この時期には毛乳頭や毛母細胞に血液を通じて栄養がどんどん供給され、毛芽細胞が分裂して毛ケラチンなどを形成し、上へと押し上げていきます。
この頃は、皮膚の中で毛を包み込んでいる毛包も長くなり、皮下組織の奥までしっかりと伸びているので毛を抜くのにも力がいる程です。
成長期(アナゲン)に太く伸びた毛の根元は、退行期(カタゲン)に入って角化が始まり、休止期(テロゲン)を迎えて自然に抜け落ちます。
これが健康的な抜け毛の周期で、3ヶ月程で同じところから新しい毛が生えてくるわけです。
それが退行期になると、毛根下部の組織が萎縮して生成をストップさせてしまい、さらに2〜3週間して休止期に入ると、毛根はさらに縮んで成長期の半分ほどにあり、少し引っ張る事で抜けてしまうようになります。
しかし、これは決して死に絶えたしまったわけではなく、冬が来て地上に出ている茎や葉が枯れ落ちてしまったのと同じです。土の中で球根が春をじっと待つように、毛根は時期を頭皮の中で待っています。